米アップルが発表したスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の小型・廉価モデル「SE」の新機種=米アップル提供
米アップルは8日、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の小型・廉価モデル「SE」の新機種を発表した。第5世代(5G)移動通信システムに対応し、価格は429ドルから(日本では税込み5万7800円から)と現行シリーズで最も安い。発売日は18日で、日本では11日午後10時から予約を受け付ける。【写真特集】新型iPhoneSEとiPadAir 新型SEは、4・7インチの高精細画面や背面1眼レンズなどサイズや形状は2020年4月に発売した前モデルのSEや、17年発売の「アイフォーン8」を継承した。前SEに続き、指紋認証センサーを内蔵した「ホームボタン」も備える。アイフォーンの最新機種「13」シリーズと同じ高性能プロセッサー「A15バイオニック」を搭載し、情報・画像処理能力が向上したほか、バッテリー持続時間も長くなった。 ◇iPad AirにM1プロセッサー また、タブレット端末「iPad(アイパッド)」シリーズの上位モデル「アイパッド・エア」(10・9インチ画面)の新機種も発表した。最上位モデル「アイパッド・プロ」と同じ高性能プロセッサー「M1」を搭載し、20年10月発売の前モデルより情報処理速度が60%向上した。価格は7万4800円(税込み)から。18日発売する。【ワシントン中井正裕】