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群馬県と栃木県の最低賃金、過去最大の引き上げへ

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群馬県と栃木県の地方最低賃金審議会はそれぞれ、2021年度の最低賃金の改正について各県の労働局長に答申した。群馬では20年度に比べて時給を28円引き上げた865円、栃木は28円引き上げた882円だった。異議申し出などの手続きを経て10月初めに改定される見通し。

最低賃金の引き上げは両県とも18年連続。時給の前年度比上昇率は、群馬が3.35%、栃木が3.28%となった。答申通り実施されると、引き上げ幅は2県とも最低賃金を時給で示す現行の方式となった02年度以降で最大となる。

20年度は新型コロナウイルス禍による景気悪化を受け、群馬の引き上げ幅は2円、栃木は1円だった。

最低賃金は企業が従業員に支払わなければならない賃金の最低額。国の中央最低賃金審議会が示した目安をもとに、都道府県ごとに決定する。

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