ライフハッカー[日本版]2021年8月4日掲載の記事より転載
iPhoneやiPadの動作がいつもより遅いと感じたら、デバイスに溜まったブラウザのキャッシュを消去してみましょう。デバイスのパフォーマンスはすぐに向上します。
すべてのブラウザアプリは、Cookie・保存されたログイン情報・画像などのウェブサイトデータのキャッシュを保存します。
これにより、次にアクセスした時にページの読み込みが速くなり、ブラウザを閉じた後もサイトにログインしたままになるので、便利ではあります。
一方、余分なデータをすぐに蓄積してしまい、iPhoneやiPadの内部ストレージのスペースを占有してしまう可能性があります。デバイスに残っているスペースが減るほど、デバイスの速度は遅くなります。
ブラウザのキャッシュを消去しても、デバイスのハードウェアが劇的に進化することはありませんが、アプリの読み込みが速くなり、iOS(またはiPad OS)がスムーズに動くようになります。
そのため、定期的にキャッシュを削除することをおすすめします。
またこの方法は、突然ブラウザがクラッシュしてしまった時など他の問題が起こった際にも、かなり有効です。
もしすべてのブラウザのキャッシュを削除しても問題が解決しないようなら、もっと抜本的な方法を取る必要があります。
ブラウザのキャッシュを消去することに唯一デメリットがあるとしたら、保存されたログインと特定のページ用に保存した特別な設定が削除されることです。
ブラウザのデータを消去するたびに、使用するウェブサイトに再度ログインする必要があります。
これはそれほど大した問題ではありませんが、キャッシュを消去するとiCloudアカウントでログインしているすべてのデバイスに影響するため、特にSafariユーザーにとっては煩わしいかもしれません。
そのような煩わしさはあるものの、iOSデバイスの実行速度が通常より遅くなった時は、キャッシュを消去することが、そのデバイスのパフォーマンスを向上させる一番の近道です。
ここでは、さまざまなブラウザのキャッシュを消去する方法をご紹介します。Androidでキャッシュを削除する方法についてはこちらを参照してください。
1. iPhoneやiPadの設定アプリを開き、アプリのリストからSafariを選択します。
2. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。
3. データの削除を確定します。
1. Braveを開き、3つのドットのメニューアイコンをタップします。
2. 「設定」→「プライバシー」と進みます。
3. 下にスクロールして、「Braveシールドとプライバシー」をタップします。
4. 次のメニューを下にスクロールして、「今すぐデータを消去」を選択します。
1. Chromeを開き、メニューバーの3つのドットのアイコンをタップして、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの消去」と進みます。
2. 「Cookieと他のサイトデータ」・「キャッシュされた画像とファイル」をすべて選択し、可能な限り多くのスペースを解放したい場合は、日付範囲を「常時」に設定します。
3. 「データの削除」をタップします。
DuckDuckGoアプリを開き、ブラウザの下部にある火のアイコンをタップします。
1. Edgeを開き、右下の3つのドットのアイコンをタップします。
2. 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」と進みます。
3. 「クリアするデータの選択」で、削除したいデータを選択します。
4. 「今すぐ閲覧データをクリア」でキャッシュをクリアします。
1. Firefoxで、3本線のメニューアイコンをタップし、「プライバシー」→「設定」→「データ管理」と進みます。
2. 削除するデータの種類を選択します。
「プライベートデータを消去」をタップして閲覧データをすべて消去するか、「Webサイトデータ」をタップして特定のウェブサイトから保存したデータを消去します。
※米Lifehackerの記事をもとに、日本の事情に合わせて編集しています。
Source: CNET