「子どもには元気で遊んでほしい」と思いつつ、コロナ禍では以前と同じように友達みんなと遊ぶのも心配、というママたち。また、秋から冬にかけて日が落ちるのも早くなり、ますますおうちで過ごす時間が増えそうです。外で遊べない中で子どもたちはどう過ごしているのでしょうか?
ママスタコミュニティではママたちからこのような意見が上がっていました。
ゲームやスマホを見ながら、おうち時間を過ごすお子さんも多いようです。そんなとき、気になるのがタブレットやテレビを見続けることの弊害。ママたちからしたら子どもが家の中で静かにしてくれているのはいいけど、会話がないし、工夫したり考えたりすることもなさそう。長引くおうち時間の過ごし方について、世界中から選りすぐりの知育玩具を紹介&販売している株式会社ドリームブロッサム・長友先生にお話を伺ってきました。小1と小3のお子さん2人を持つ長友先生は、コロナ禍でのおうち時間をどのように過ごしているのでしょうか? スマホやタブレットとの付き合い方は?
株式会社ドリームブロッサム 長友先生スコットランド出身で中学校・高校の物理の教員やアウトドアのインストラクター、英語講師などを通して、子どもたちの教育に深く関わる。20代でバックパッカーとして世界をまわり、その中から一番好きになった日本に移住し、英語教員を経て株式会社ドリームブロッサムを立ち上げ、知育玩具・教材の開発・販売を始める。――今、コロナ禍ということもあり、子どもたちが家にいる時間も多く、ついゲーム機やスマホ、タブレットばかり触ってしまいます。
長友先生:子どもはゲーム機などで遊びたがりますよね。私も小学校3年生と1年生、2人の子どもがいるので、その状況はわかります。その経験からいえることは、ゲーム機やスマホだと、子どもたちの考える力、対話力、探求心などが育ちにくいんですね。幼児期に大切なことはインタラクション、やり取りです。友達や家族、社会とのやり取りが大切です。スマホなどの場合は、インプットのみで創造性が機能しないから、そこが問題ですね。
――長友先生のご自宅では、お子さんにゲーム機やスマホを与えていないんですか?
長友先生:一切与えていません。もちろん子どもたちは友達が持っているからやりたがりますよ。でも、幼児期というのは、子どもの成長にとって非常に大事な時期。ゲームなどではなく、想像力や考える力、計算する力、日本語や英語など言葉を育てる遊びをしてほしいと思っています。
私が教員生活を通して学んだことは、子どもたちの探求心を引き出すことが大事だということです。子どもたちにはイエスかノーで答えられる問題ではなく「なぜ?」「どう思う?」「どうしたらいいと思う?」など、子どもたち自身が考えて答える質問をしていました。というのも、子どもたちは大人が考えもつかないようなフレッシュなことを考えます。それに親から注目してもらうことは、子どもたちにとって何よりも嬉しいことなんですね。だから親子のコミュニケーションがより生まれるような遊びが大切です。
とはいえ、ママもパパも忙しいことは、私自身も親なので本当によくわかります。子どもが小さいとき、夕食の準備をするときは幼児向けの番組を見せることもあると思います。
――長友先生は、そんなときどうしていましたか?
長友先生:例えば、幼児教育系の番組をみせたあとは、子どもに「今、どんなお話だった?」と聞いたりしていました。画面からのインプットが子どもとの対話に変わり、脳が活発に動くようになります。「幼児教育の番組を見せるなら、スマホも同じ」と思うかもしれませんが、スマホやタブレットだと次々と関連動画を見てしまうことによって、どんどんデジタルへ依存していくのではないかというのが気になります。
――「長友先生のワールドセレクション」とは、どのようなものですか?
長友先生:僕はコロナ渦になるまでドイツやアメリカや香港など世界規模で開催される玩具の展示会には毎年必ず足を運ぶようにしていました。そうして見つけたイギリス、フランス、ベルギー、アメリカ、日本など、国内外の知育玩具中から選りすぐりのものを集めて、さらにそこに長友先生のひと手間を加えて日本の子どもたちが楽しく遊べるようにしたものです。
――ひと手間とは、たとえばどんなことですか?
長友先生:たとえば、すべての商品に遊び方を紹介するQRコードや、「保護者ガイド」をつけています。また保護者ガイドでは基本の遊び方に加え、子どもたちの習熟度に合わせた3段階、5~6種類の遊び方も新たに加えて紹介しているんです。また同じ保護者ガイドに達成表も記載しているから、目標をクリアした時に達成感を感じられ、すごく喜んで積極的に取り組めるようになっています。
――子どもが自分で目標を設定し、達成感を味わえるのは大事ですね。
長友先生:とても大事です。多くの親は子どもの知能を高めたいと思っていますよね。この「長友先生のワールドセレクション」は、遊びながら、表現力、想像力を刺激し、さらに知識も増やしていくことができます。また目標を達成することが親にとっては子どもをほめるチャンスです。ほめてあげたり、達成感を感じさせたりすることが頻度よく遊んでもらうカギです。
――ほかにも「長友先生のワールドセレクション」で大事にしていることはありますか?
長友先生: 3つあります。「答えを出すことより、答えの出し方が大切」「親子で‟顔を合わせて“遊ぶ時間を」「子どもは褒められて育つ」。この知育玩具は、子どもたちの年齢に適した遊び方や達成目標が幅広く設定されているんですね。そのため長く遊べます。子どもたちが目標を達成し「できた!」と実感することがやる気へと変わり、子どもたち自身が「もっと遊びたい」となってくるのです。
――親子で遊ぶ時間も大切にしたいのですが、毎回遊び相手をするのも大変だと思います。子ども同士でも遊べますか?
長友先生:大丈夫です。最初は親子で一緒に遊び、慣れてきたら兄弟や友達同士で一緒に遊ぶようにもなってきます。というのも、子どもは楽しいと思ったらどんどん繰り返しやりたくなるし、ほかの子に説明することで伝える力もつきます。
――具体的には、どんな遊びができますか?
長友先生:これは「サメに気をつけて!はじめての暗算ゲーム」(I sea 10)というアメリカのゲームで、順番にカードをめくって現れた数字の組み合わせで、一番早く合計が10になる組み合わせを見つけられたら、その組み合わせのカードをゲットできます。そして、1番多くカードを集めた人が勝ちというゲームです。ただし、カードをめくった時にサメのイラストが出てしまったらカードは全部没収されちゃいます。我が家でやった時、ゲームの終盤で大逆転して下の子が勝っておおはしゃぎしてましたよ。このゲームでは、たし算、引き算、かけ算、暗算力などが遊びながら自然と身につきます。
「ジャングルで算数すごろく」も、遊んでいるうちに暗算力がついてきます。これは2つの数字のサイコロと+と-の計算記号のサイコロをふって出た目の大きい数字のほうから並べ、サイコロでたし算か引き算の計算式を作って、答えの分だけコマを進められるというもの。たし算、引き算、暗算力のほかに、奇数や偶数などの概念もゲームの中で学べます。――小学校で英語教育が本格導入されました。英語を学べるものはありますか?長友先生:英語だったら「アルファベットビンゴ」や「アルファベット ゴーフィッシュ」はどうですか?「アルファベットビンゴ」は、ビンゴで遊びながら、英語の大文字や発音の基礎となるフォニックス音を学べます。日本ではあまり「フォニックス」について教えていないかもしれませんが、これは英語の発音の基礎となるものでとても大事。QRコードからはネイティブの方の発音音声も聞けるので、親子で一緒に聞いてみてください。
長友先生:「アルファベット ゴーフィッシュ」は、英語のカードゲームで、文字に加え簡単な英会話も学べます。また、英語の勉強で必要な単数形、複数形などの概念も身につくので英語力の底上げにつながります。他にも色々な商品があるので、興味のある方はご覧ください。
――今後の展開について教えてください。
長友先生:11月に発売された対象年齢が1歳6か月からの「話して探してみ~つけた!」がおすすめです。言葉を覚え始めた子が、このカード遊びを楽しむことで語彙力や話す力はもちろんのこと、情報を理解する力まで身につきますので興味ある方にはぜひ遊んでいただけたらと思います。
来年からは、順序立てて考える練習をする「ロジック」シリーズなども発売していく予定です。これから先AIが発展する中で、より人と人とのコミュニケーションが大切になってきます。その基礎を親子で遊びながら育ててもらえたらと思います。
「おうち時間が増えて、ついスマホ育児になりがち」というママやパパ。ノーデジタルで子どもも親も一緒に楽しめる「長友先生のワールドセレクション」を取り入れて、おうち時間を「子どもの能力を伸ばす時間」にしてみるのもよさそうですね。
五感を使った知育遊びを体験長友先生のワールドセレクションはこちらから
提供:株式会社ドリームブロッサム