従来の液晶ディスプレイと今回ASUSが採用したOLEDの違い
最近では、スマートフォンやタブレットでも大画面TVでもOLED(有機EL)採用モデルが着実に増えている。PCでも、画面のキレイなOLEDパネルを使いたいという人も多いだろう。ただし「お手頃価格で」となると選択肢がほとんどない状態だった。【写真】別売のペンを使えばお絵かきも快適 ASUS JAPANの「Vivobook 13 Slate OLED」(TK3300KAシリーズ)は、WindowsノートPCでOLEDをグッと手ごろな価格まで引き下げた注目のモデルだ。 メモリやストレージ容量の違いで2モデルあるうち、下位モデルのT3300KA-LQ046Wを試した。
TVでも採用モデルが増えているため、多くの人は既にご存じと思われるが、まずOLEDがどのようなものかを紹介しておこう。 OLEDは有機ELとも呼ばれる。液晶パネルと根本的に異なるのは自発光である点だ。自ら発光するため、LEDで必要だったバックライトが不要でコントラスト比も向上する。さらにRGBそれぞれが自発光するOLEDでは、LEDで必要だったカラーフィルターも必要としない。液晶素子のような偏光パネル、カラーフィルタを通さずそのまま目に届くこととなり発色もよい。また、残像感のない映像が得られる点も液晶素子との違いだ。 Vivobook 13 Slate OLEDに触れると、確かに発色のよさを実感できる。もちろんこれまでにも高価なOLED搭載ノートPCに触れてきたが、それらと同じ感動だ。色域ではDCI-P3 100%、コントラスト比は100万:1、HDR(High Dynamic Range)にも対応しており、画面輝度も最大550ニトと明るい。 さらにVivobook 13 Slate OLEDのOLEDはPantone認証も得ているので、色にこだわりのある人でも納得できるスペックを備える。プロダクション品質のものは当然だが、ホームビデオや家族写真でも同じだろう。鮮やかなパネルで見る写真や映像は、思い出としてより心の奥に残るのではないだろうか。
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