Amazon「Fire HD 8」(第7世代)

Amazon「Fire HD 8」(第7世代)

 Amazonの「Fire HD 8(第7世代)」は、KindleストアやAmazonビデオなど、Amazonが提供するデジタルコンテンツを楽しむための8型タブレットだ。実売4,980円から購入できる7型の「Fire 7」ほどの価格インパクトはないが、実売価格11,980円、Amazonプライム会員なら執筆時点で配布中のクーポンコードを使うことで7,980円で手に入るリーズナブルな価格が魅力だ。

Amazon「Fire HD 8」(第7世代)

 Amazonのタブレット「Fire」シリーズは現在、7/8/10型の3つの画面サイズで展開されているが、その中で大本命のモデルに当たるのは、もっとも安価な7型の「Fire 7」ではなく、本製品と言っていいだろう。Fire 7に比べるとワンランク上のCPUを採用し、メモリ容量は1.5GBと5割増しであるほか、スピーカーがモノラルではなくステレオであること、また「Fire 7」にはないストレージ32GBの大容量モデルが用意されるのは、動画鑑賞において有利だ。

 今回は、昨年に引き続きモデルチェンジが行なわれたこのFire HD 8の第7世代モデルについて、市販品を用いたレビューをお届けする。

製品外観。従来と同じく、通常では縦向きで使うことを想定したデザインだもっとも、7型の「Fire 7」に比べると、横向きでも天地には余裕がある。詳しくは本稿の後半で詳しく取り上げる上部には電源ボタン、Micro USBコネクタ、イヤフォンジャック、音量ボタン、さらに側面にはmicroSDスロットが用意される。これらボタン類の配置は第5世代Fireとは異なるスピーカーは側面に2基搭載。横向きにした場合に左右に分かれる合理的な配置だ。これらの設計は第6世代モデルを継承している