TVS-682Tにはより高速なデータ転送に対応したThunderbolt 2ポートが用意されている。このThunderbolt 2は主にMacとの接続に用いられる接続方法だが、理論値では最大20Gb/sという高速なデータ転送が可能だ。
このThunderbolt 2でMacとTVS-682Tを直接接続することで、LAN経由よりもより速い速度でデータを転送することができる。実際に約10GBのZIPファイルを転送させて転送時間を計測してみたところ、以下のような結果となった。
※測定環境:TVS-682TとMac Book Pro 15インチ Mid 2014(CPU=2.2GHz Core i7、メモリ=16GB 1,600MHz DDR3、SSD)をThunderbolt 2で接続
Mac→TVS-682T:2分4秒
Mac→TVS-682T:1分25秒
Mac→外付けHDD:2分18秒
TVS-682T→Mac:1分25秒
TVS-682T→Mac:0分21秒
外付けHDD→Mac:1分59秒
Thunderbolt 2経由でのコピーは、LAN経由またはUSB3.0 HDDへのコピーよりも、あきらかに速くデータを転送できる。これを活かせば大量の画像データのコピーが必要な場合に効果的に運用可能だ。4Kムービーのリアルタイム編集作業といった、大容量のデータを扱えるストレージソリューションとしても機能させることができるだろう。