まずはゲーミングルーターが一般的なルーターとどう違うのかを紹介していこう。
まずは外見をみていこう。一般的にゲーミングルーターと言えば、アンテナが大量に立っているというイメージだが「Nighthawk XR500」も期待にたがわず4本のアンテナが立っている。本体前面には、車のフロントグリルのようなエアインテークを備えている。正面にあるV字のLEDは、向かって左側が電源やインターネット接続、Wi-Fiの接続状況を示しており、右側は背面のLANポートへの接続状態を示している。
背面には指先の感触だけで操作しやすい、押しボタン式のオンオフボタンと、5つのギガビットイーサーネットLANポートがある。正面のLEDをオンオフするスイッチも付いているので、部屋に設置して夜にまぶしさが気になる人も安心だ。
アンテナはサイドに2本、背面に2本の合計4本。それぞれに角度を変えることができる。それ以外の付属品は、ACアダプタとカテゴリ5eのLANケーブル、そして取り扱い説明書が付いている。
【Nighthawk XR500】正面からサイド背面真上から付属品箱基本的な仕様は以下の通り。5Ghz帯と2.4GHz帯の2つの周波数を同時に使えるデュアルバンドに対応しており、端末の最適な位置を検出して電波を届けてくれるビームフォーミングや、4本のアンテナを使って通信を高速化する4×4MIMO、複数の端末を接続したときでも通信速度が落ちないMU-MIMO(マルチユーザーMIMO)など様々なテクノロジーが搭載されている。
設置したのは2階建の一戸建て住宅の1階にあるリビング。今回比較用に使っている「Aterm WG1200HS」であれば2階に上がると電波が弱くなって不安定になるため、通常は中継器を使っているのだが、本機は2階でもしっかりと電波を掴むことができた。設置する場所や家の広さにもよるだろうが、3LDKくらいの一戸建てならこれ1台でほぼ家全体のWi-Fi環境を構築できそうだ。
IPv6には対応しているが、残念ながらV6プラスは非対応だ。とはいえ、IPv6の設定でパススルーを選ぶことでIPv6 IPoE接続での接続は可能。他にも6rd、6to4トンネルなどの接続方法が用意されている。
【仕様】
ワイヤレスタイプ | IEEE802.11n/a/g/b/ac デュアルバンド対応 |
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有線LAN | 4ギガビットLANポート |
無線LAN | 5GHz帯(1733Mbps)+2.4GHz帯(800Mbps) |
ビームフォーミング | 4×4MIMO MU-MIMO対応 |
IPv6 | 対応 |
CPU | デュアルコア1.7GHzプロセッサー搭載 |
メモリ | システムメモリー:256MB、フラッシュメモリー:512MB |
ポート | USB3.0ポート×2 |
サイズ | 243.7×321.9×55.0mm(縦×横×高さ) |
重量 | 801g |
OS | DumaOS |