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Wi-FiのSSIDを分かりやすく設定しよう(ASUS「RT-AC59U」編)

Wi-FiのSSIDを分かりやすく設定しよう(ASUS「RT-AC59U」編)

Wi-Fiは、2.4GHz帯と5GHz帯の周波数帯が使えるが、スマホでは、より高速に通信できる5GHz帯をメインに利用しよう。5GHz帯と2.4GHz帯のSSIDは、そのSSIDの周波数帯が判別できるよう「xxx_5g」などとしておくと、明示的に使い分けられるので便利だ。低速な2.4GHz帯は、5GHz帯に非対応のWi-Fi子機向けとして考えるのがいい。

SSID名の先頭には、記号や数字を付けておくと、Wi-Fiの接続先を選ぶとき、一覧の最初に表示されやすくなって見付けやすい。SSID名には日本語も使えないことはないが、基本的には半角英数字だけを使う方が無難だ。

Wi-FiのSSIDを分かりやすく設定しよう(ASUS「RT-AC59U」編)

なお、Wi-FiルーターのSSID名は、Googleなどの位置情報サービスにて自動収集されていて、自宅Wi-FiのSSIDとMACアドレスがスマホなどを経由して登録される。これによって、自宅にいるときにスマホから自宅Wi-Fiルーターへ接続しようとすると、正確に感知されるようになるわけだが、SSID名とパスワードをGoogleのサービスに登録したくなければ、SSIDの末尾に「_nomap」と付ければいい。

上記のことを知ると、初期SSIDのまま使い続けることは、SSIDが重複するだけでなく、使わなくなったWi-Fiルーターを譲渡する場合などにも問題となることが分かるだろう。RT-AC59Uの初期SSIDは「ASUS_08」という単純なネーミングなので、特にバッティングしやすい。必ず変更して使おう。

なお、設定にある「SSIDを非表示」の項目はオフにしておくことをオススメする。これをオンにすると一覧からSSIDを選択できなくなり、接続時にはSSID名を正確に入力しないといけなくなるためだ。

さらに、スマホのサーチで見えなくなるのでセキュリティを考えると一見良さそうだが、この設定は全く安全にはならない。SSIDが完全に秘匿されているようでいて、ツールを使えば簡単に見えてしまう上、一度接続すると今度はスマホ側が常に該当するステルスのSSIDを探すような電波を常時発信して、外出先で自宅のSSIDを周囲にばらまいているような状態になってしまうので、かえって危ない。