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Twitterはテレビ番組のパルス、マーケターにとって絶好のチャンス

Twitterはテレビ番組のパルス、マーケターにとって絶好のチャンス

今回のイベントで特に詳しく取り上げられたのが、米国でも力を入れているという「TV×Twitter」という切り口だ。Twitterはテレビに関する話題を増幅させるとし、番組を制作するテレビ局やテレビCMを出稿する広告主がこれをうまく活用することで、エンゲージメント率や購買意向を向上させることができるとアピールする。

Twitterはテレビ番組のパルス、マーケターにとって絶好のチャンス

牧野氏によると、Twitterが買収した米Bluefin Labsが2012年に行った調査で、テレビに関するオープンでソーシャルな会話のうち、実に95%が専らTwitter上で行われているとの結果が出たという。また、Twitterユーザーの50%がテレビを見ながらTwitterにアクセスしており、33%が番組についてツイートしていたという。

ただし、ツイートを投稿している人だけがTwitterユーザーではなく、他の視聴者が投稿していることを見るのにTwitterを活用している人も多くいる。Twitterが最近提携を発表した米Nielsenとの共同事業では、単にテレビ番組に関して投稿されたツイートの件数だけでなく、そのツイートがどれだけリーチしているかを測る指標を策定するという。米国の200以上のテレビネットワークの1500以上の番組について、投稿者数、ツイート数、投稿されたツイートがどれだけ見られたかというインプレッションの計測を開始したとしている。

例えば10月27日にFOXネットワークで放映したアメリカンフットボールについては、39万人が99万件のツイートを投稿。また、それらのツイートを見た人は747万人、インプレッション数は9300万回に上ったとしている。

なお、ツイート数と視聴率の因果関係についてもやはりNielsenが研究中だ。220番組についてツイート数と視聴率の関係を調査したところ、48%の番組において、視聴率の高かった時間帯でツイート数への有意な影響を示したほか、29%の番組において、ツイート数が増えたことで視聴率が統計的に有意な変化を示したとしている。