内覧日はあいにくの雨模様でしたが、12年ぶりに松山の地にドスパラ松山環状枝松店ができました。専用駐車場も用意されているので、車でも行きやすくなっています
店舗コンセプトは2020年にオープンした座間相武台店や、前橋インターアカマル店と同様、「一度見てみたかった、触ってみたかった」をコンセプトにした体験型ショップ(残念ながら面積は以前の2店舗よりは狭い297平方メートルですが、「旧松山店よりは広い」とのこと)です。2階建てで、座間相武台店のようなつくりでした。
店舗に入ってまず目に入るのが「理想のPC環境」のコンセプト展示。ほかの体験型店舗同様、随時展示内容を変えるそうなので、次はどうなっているか楽しみです。
1階の右側はキャラクターグッズとゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセット、ゲーミングチェア、そして企画展示。前橋インターアカマル店は、ゲーミングチェアの展示・販売がなかったのですが、ここでは計4製品が展示されており、座り心地をチェックできました。また、現在の企画展示はRazer、次回はLogicoolを予定しているそうです。
1階左側にはゲーミングキーボード、モニターとドスパラオリジナルパソコンが展示してあります。キーボードはキースイッチの説明があるので「デザインはwebでもわかるけど、キータッチや細かな操作性は触ってみないとわからない」という人でも安心です。
2階は自作パーツを中心としており、PCパーツや中古パソコンのほか、人気の高まる配信体験ブースと関連製品、雑貨類が並んでいます。
メモリやCPU、グラフィックカードなど高価なPCパーツは、ほかのドスパラ店舗同様、製品名と価格表がディスプレイに並んでおり、パーツ番号と数量を近くの端末で入力すると注文伝票が出てくるシステム。価格が表示されているパーツは在庫があります。
2階には、自作支援スペースの「ドスパラボ」も。購入したパーツを組み上げて、動作チェックをしてから持ち帰れます。ひと通りの工具やディスプレイが用意されているのは便利ですし、家で「あ、このパーツがない」と再度買いに行く手間もなくなるので、これは活用したいところです。
このように松山環状枝松店の展示・販売内容は、基本的に以前の2店舗(座間相武台店、前橋インターアカマル店(と同じですが、随所で改善が見られています。たとえば、ゲーミングディスプレイを体験するコーナーでは通常ディスプレイの60Hzとゲーミングディスプレイの144Hzに加え、最近多くなってきた240Hzディスプレイとの比較ができるようになりました(以前の内覧会で「今のゲーミングディスプレイのラインアップを見ると、そろそろ240Hzの体験がしたい」とコメントしました……)。
展示されたサンプルパソコンの脇に利用パーツの箱が置いてあるので、これを使えばこんなものが作れるというのがわかるのもうれしいポイントです。
また、スペースは小さいものの一般向けのキーボードも実物展示されていました。マウスは商品の一番手前に実物を吊るしてあるので、握り心地をチェックできます。
恒例のオープニングセールも行われましたが、チラシ掲載商品よりも世界的に不足しているハズのあのアイテムがかなり豊富に在庫しているところに驚きました。ドスパラでおなじみのPCパーツ一覧ディスプレイを見ると、なんとAMD Ryzen 5000シリーズのうち5800X以外はすべて在庫アリ! 金曜に販売開始となったGeForce RTX 3060をはじめとするRTX 3000シリーズも在庫アリ! これはアツい。
現在、グラフィックカードは世界的な半導体不足もあり、どこの店舗に行っても在庫なしが当たり前です。内覧日夜にチェックしたところ、ドスパラの通販サイトでもRyzen 5000シリーズの在庫はありませんし、グラフィックカードも売り切れがほとんどでした。その状況下でこれだけのパーツが置いてあるのは、オープニング向けの特別対応で商品を集めたと言えそうです。
四国・中国地方の人は車を飛ばしても行く価値があるオープニングセールだったと言えます(在庫があったのはオープニング前の内覧時であり、目ざとい人ならば初日に購入していると思います)。