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パナソニックはM&Aで成長した!? 「松下幸之助~M&Aと提携の歴史に学ぶ~」特別展示を誌上レポート

パナソニックはM&Aで成長した!? 「松下幸之助~M&Aと提携の歴史に学ぶ~」特別展示を誌上レポート

 パナソニックは、2016年12月5日~9日の5日間、東京・汐留のパナソニック東京汐留ビルにおいて、「松下幸之助 生成発展への道程~M&Aと提携の歴史に学ぶ~」を社員対象に開催している。

パナソニック東京汐留ビルで、社員を対象に開催中の「松下幸之助 生成発展への道程~M&Aと提携の歴史に学ぶ~」

 パナソニックでは、1989年に94歳の生涯を閉じたパナソニック創業者である松下幸之助氏を偲び、命日の4月27日を含む週の月曜日から5月5日までを「創業者メモリアルウィーク」に設定。大阪府門真市の、パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館では、それにあわせた特別展示を行なってきた経緯がある。

パナソニックはM&Aで成長した!? 「松下幸之助~M&Aと提携の歴史に学ぶ~」特別展示を誌上レポート

 今回の「松下幸之助 生成発展への道程~M&Aと提携の歴史に学ぶ~」は、2016年の創業者メモリアルウィークにあわせて、2016年4月20日~6月30日に、パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館で開催された同名の特別展示をもとに、パナソニックグループ社員などに限定して開催したもの。「時代を超えて、広く人々の参考になる松下幸之助の生き方、考え方について、歴史的なエピソードや写真、現物資料などで紹介した」という。

 展示内容は、「生成発展への道程」として、松下幸之助氏が戦後の苦難を脱して経営再建に着手し、新たな発展期を迎えた1951年の経営方針発表会において打ち出した「事業は生成発展する」との考え方に基づいた内容のほか、「創業者のM&Aと提携に学ぶ」として、創業以来のM&Aや提携の足跡について紹介。

 パナソニック初のM&Aとなる、1929年の合成樹脂メーカーである橋本電器の買収や、フィリップスとの提携、日本ビクターとの提携などの具体的な事例を通じて、松下幸之助氏のM&Aに対する基本的な姿勢を示していたのが興味深い。パナソニックが、M&Aによって事業を拡大してきた歴史的事実が示されてた展示内容だといえる。

特別展示の会場の様子。パネルや当時の製品、画像や音声で説明していた

 さらに、「経営理念の伝道師」ともいわれ、松下幸之助氏の片腕とした活躍した、高橋荒太郎元会長の功績に触れる展示も行なわれた。

 今回のレポートでは、松下幸之助氏が取り組んだM&Aにフォーカスを当てて、特別展示の内容を誌上レポートしよう。