「僕にもスマホ貸してー」。ママやパパがスマホを使っていると、子どももスマホを触りたがりますね。また、「みんなスマホ持ってるから私にも買って!」などと、子どもならではの論法でねだられることもあります。とはいえ、子供の年齢を考えるとスマホを持たせるのはまだ早いし、いきなりインターネットに触れさせるのは不安だという人も多いと思います。 そこで、子どもにスマホを買う前に、家族でタブレットを1台持ち、親の目の届く範囲で使わせるのはいかがでしょうか。おや、どこからか「でもお高いんでしょ?」という声が聞こえてきました。いえ、タブレットは維持費0円で使うことができます。
1.家族用にWiFiタブレットを購入する
維持費は0円なのですが、もちろんタブレット本体は購入する必要があります。なるべく安価で使いやすいタブレットを購入したいですね。 タブレット選びのポイントは、接続方式とOSです。まず、接続方式ですが、大きく2種類に分けることができます。ひとつめは、WiFiモデルという、Wi-Fi経由でインターネットに接続するタイプです。つまり、家庭のWiFiルーターに接続して使えば、0円で使い放題! 今回オススメなのは、このタイプです。もうひとつは、4G LTEモデルやセルラーモデルと呼ばれる、通信会社と契約することによりいつでもインターネットに繋がるタイプです。こちらはスマホのように月額料金がかかります。 次にOSを選びます。OSとはAndroidやiOSといったタブレットを動かすための基本ソフトを指します。家族のスマホと同じOSを選んでおくと、使い勝手に戸惑うことがないでしょう。Androidの代表的なタブレットはNexusシリーズ、iOSではiPadシリーズです。 あとは、画面のサイズや価格などから家族に合ったものを選びましょう。
Androidのスマホを使っているなら、GoogleのNexus (外部サイト)がおすすめ。『Nexus 7 16GB Wi-Fiモデル』2万8594円~。
iPhoneを使っている人なら、AppleのiPad(外部サイト)が同じ感覚で使える。iPad mini 16GB Wi-Fiモデル 3万2184円~。
2.WiFiタブレットを少しだけ外でも使いたい
WiFiタブレットは本体代金だけで済むという魅力的な製品ですが、外出するとインターネットにつながりません。しかし、所有するスマホが「テザリング」対応なら大丈夫。タブレットをスマホに無線接続し、スマホ経由でインターネットにつなげることができます。iPhone 5以降のiPhoneや4G スマートフォン(Android)ならたいていテザリングに対応しています。自分のスマホがテザリング対応かどうか、キャリアのウェブサイトで確認してみましょう。テザリングオプションへの加入が必要な場合もあります。
テザリングは、まずスマホでテザリング設定を行ない、タブレットを接続します。以下はiPhone 5sにiPadを接続する方法です。
iPhoneの「設定」の「モバイルデータ通信」にある「インターネット共有」を「オン」にします。
iPadの「設定」の「Wi-Fi」をタップするとiPhoneへの接続ポイントが表示されるので、iPhoneに表示されていた「“Wi-Fi”のパスワード」を使って接続します。
テザリングはスマホさえあればどこでもつながる便利な機能ですが、スマホのデータ通信量が月に7GBを越えると通信規制にかかってしまいます。動画の閲覧やアプリのインストールは控えめにしましょう。
3.テザリングできないけどWi-Fiタブレットを外でも使いたい
スマホがテザリング対応ではない場合や、通信規制が不安な場合は、無料のWi-Fiスポットからインターネットを使う方法があります。セブン&アイグループの「セブンスポット」に無料会員登録すると、セブン-イレブンやデニーズ、イトーヨーカドーなどの店舗でWi-Fiが利用できます。店舗でWi-Fiへつないで店舗サイトにログインすると、利用者限定のクーポンが配布されることも。ネットが使えてクーポンもゲットなんて、ダブルでお得ですね。
店舗によってはこんなクーポンが配布されることも。
4.タブレットを格安SIMで使いたい
家の外での利用がメインになる場合は、Wi-Fiタブレットではなく、4G LTEモデルやセルラーモデルのタブレットを購入します。といっても、キャリアと契約するのではなく、格安SIMで運用するのが賢い奥様です。スマホで格安SIMを使うときと同じように、Nexus 7などのSIMフリータブレットを使えば、格安で運用できます。こちらの記事を参考にしてくださいね。
●関連サイト Google Nexus タブレット Apple iPadストア
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