Windows 10のPCを特定の時間にシャットダウンしたいときは、立派なアプリを用意する必要はなく、すでにあるもので十分可能です。
コマンドプロンプトにちょっと入力するだけで、設定した時間が経過するとシステムを自動的にシャットダウンすることができますが、面倒な作業を代わりにしてくれるアプリを入手することもできます。
どちらのやり方を選ぶにしても(この記事では両方について説明します)、設定した時間が経過するとPCの電源が切れるようにする方法は、いざというとき使える便利な裏ワザです。
たとえば、大量のファイルをコピーしたり、大容量のゲームをダウンロードするとしましょう。途中でデスクから離れたり就寝する場合、作業が終わった後、何時間も無駄にシステムを実行させておきたくないですよね。
もちろん、設定した時間になったらPCがスリープ状態になったり、モニターの電源が切れるように設定はできますが、それとは違います。
自分で何度か試してみて気づいたのですが、システムをスリープにする手間を取るまでもありませんでした。
まず、基本的な方法から始めましょう。
通常の「コマンドプロンプト」を表示して、shutdown -s -t [seconds]と入力します。
[seconds]のところに、システムがシャットダウンするまで待機させたい秒数を入れます。以下のように分を秒にする計算をしましょう。
計算を間違えたり、シャットダウンタイマーが不要になったときは、shutdown -aと入力すれば、いつでもキャンセルできます。
PCをシャットダウンする代わりに再起動したい場合は、「-s」フラグを「-r」フラグに置き換えましょう。
また、コマンドプロンプトでの操作が面倒な場合は、このコマンドをWindowsのショートカットにコピーすることも可能です。
他にもオプションが必要な場合は、異なる時間設定のショートカットを複数作成できます。
あるいは、こうした仕込みを代わりに実行してくれるシンプルなアプリが欲しいと思うかもしれません。
その場合は、GitHubとWindows Storeの両方で入手できるオープンソースのShutdown Timer Classicをチェックしてみることをおすすめします。
システムでこのアプリを開くと、カウントダウンを設定する小さいUIが表示されるので便利です(秒だけでなく、時間/分/秒でも設定可能)。
寝る時間になった子どもに、マインクラフトで遊ぶのをやめさせる実に効果的な方法としてこれを使いたいときは、シャットダウンタイマーをパスワードでロックすることもできます。
しかし、私が最も気に入っているのは、このカウントダウンタイマーです。これは見逃しようがありません。
ひっそりとシステムを閉じるだけのコマンドプロンプト方式とは異なり、カウントダウンタイマーがあると、システムを再起動させる時間がきちんとわかります。
GitHubからShutdown Timer Classicを入手する場合は、このアプリのスタンドアロン版とインストーラーベース版のどちらかを選択できます。私なら前者をおすすめします。
これは「必要なとき」だけ実行させる種類のアプリなので、システムにインストールする必要はなく、使いたいときだけ引っ張り出して、タイマーを設定すればいいからです。
とは言うものの、Windowsストアは常に最新版のアプリを提供しているので、どちらのバージョンでもいいと思います。
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Source: GitHub / Windows Store
David Murphy – Lifehacker US[原文]