お久しぶりでございます。大学生ブロガーである管理人は一人暮らしをしていて、コンピュータ系の環境を整えているわけですが、そんな環境に欠かせないのが「モニター」です。当初は2モニター構成を予定していましたが、気が変わってこの度3モニター構成にすることにしました。 そこで導入することになったのが今までのモニターよりもさらに大きい「32インチモニター」です。
色々調べたところ、Dellの「S3221QS」という4Kモニターを購入することに決めましたので、早速レビューしていきたいと思います。ちなみに今使っているモニターはすべてDell製ですね笑 完全にDell信者な俺。
目次
改めてお久しぶりでございます。ここから数行はこの記事とは関係ない話になりますので、興味ない方は飛ばしてどうぞ。。。 さて、大学生ブロガーを務めている管理人ですが、理系学部ということでやはり忙しいと。。 最後に記事を更新したのがいつなのかはもはや覚えていない、いや思い出したくもないわけですが、とりあえず一か月以上は経過してしまっているかと思います。 しかも、最後に記事を作った時も「お久しぶりです」とか書いた覚えがあるので、もはや更新頻度がオワってしまっていますよね。 改善したいところではあるのですが、やはり大学生として学業、それから遊びの方が忙しくて、ブログ運営に時間を割くことがなかなかできないというのが現状でございます。 というわけで、これからもガバガバ更新にはなってしまうと思いますが、なにとぞよろしくお願いします。
さて、それでは本題に移ってまいりましょう。以前の記事で紹介しましたが、これまではDellの27インチ4Kモニター(メイン)と、Dellの24インチフルHDモニターという二枚構成でした。
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この二枚のモニターで作業スペースに関してはおおむね満足していたわけですが、なんとなくもっとサイズの大きいモニターが欲しくなりまして、32インチくらいのモニターを探すようになりました。実は高3の時から32インチのモニターにはあこがれていて、でも実家の自分の机が小さくて到底おけるようなスペースはなかったのであきらめていたわけですが(この時に27インチのモニターを購入しました)、この度あの時の夢をかなえようと考えまして、同じDellの32インチモニターを購入することに決めました。
といってもDellの32インチモニターにはいくつも種類があり、湾曲だったり湾曲じゃなかったり、USB Type-Cを採用していたり、4Kだったりそうでなかったりと、、、 いろいろある中で、4K 32インチとしてはなかなか手ごろな、「S3221QS」というモデルを購入いたしました。
さて、それではそちらの製品の特長の方を紹介していきましょう。
ちなみにAmazonで購入いたしました。それではモニターのスペックの方をおさらいしていきましょう。
製品名 | Dell S3221QS |
---|---|
パネル方式 | VA 非光沢 31.5インチ 湾曲 |
解像度 | 3840 x 2160 (4K,16:9) @60Hz |
輝度 | 300cd/m^2 |
応答速度(標準) | 8ms |
入力端子 | 2 x HDMI 2.0 (HDCP 2.2)1 x DP 1.21 x USB 3.0 アップストリーム1 x USB 3.0 ダウンストリーム1 x USB 3.0 ダウンストリーム with BC 1.2 charging |
コントラスト比 | 3000:1 |
ざっとこんなところでしょう。パネル方式としては、まずVA方式になります。ここら辺の違いについては以前の記事で紹介してますのでそちらをご覧ください。
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最も主流なのはやはりIPS液晶ですね。比較的高コストとはいえ視野角が最強で、適度なコントラスト比をもちあわせている方式です。なんだかんだ総合評価としては数あるパネル方式の中でトップといってもいいほどで、安定した人気さを誇ります。 私が持っている27インチモニターと24インチモニターはいずれもこのIPS方式になりますが、今回購入したのはVA方式です。 別にVAを好き好んで選択したというわけでもなく、32インチの安めのDellの4Kモニターがこれしかなかったというだけです。VA方式ではコントラスト比が優秀で(つまり、黒が黒っぽく見えて白が白っぽく見える) ですが視野角などはIPSに劣ります。
正直自分は視野角というものを割と大切にしていたのでVA液晶には抵抗がありましたが、今回購入してみて、案外行けるなと感じました。詳しくは後程紹介します。
そして非光沢ディスプレイで、31.5インチになります。だいたい一般家庭のリビングにあるテレビよりちょっと小さいくらいのサイズで、一人用のパソコン用モニターとしては大きい部類に入ります。そもそも27インチの時点で一応大きい方なんですよね。
そしてなんといってもこのディスプレイの特徴として「湾曲」ということがあります。通常のモニターは長方形の平面のパネルになっていますが、こちらのモニターは、まるで大きな円柱の側面を切り取ったかのように湾曲していて上から見ると弧が描かれています。湾曲モニターとしての感想などは、後に紹介します。
そして解像度については4Kになります。4Kの「K」は「キロ(千)」という意味で、つまり横フレームがほぼ4000程度あるということを表しています。その解像度はフルHDの4倍となっていて、比較的大きな32インチディスプレイとはいえフルHD4枚分の画素がぎっしりと詰まっていると考えたらそこそこ高密度なモニターであることがわかります。 そしてアスペクト比は16:9で、リフレッシュレートは標準的な60Hzとなっています。
輝度は300となっていて、決して高い数値とも言えないですが、普通の明るさの部屋で使う分には十分でしょう。
応答速度は8msとなっていて、こちらも決して速いとは言えませんが、ガチでゲームをプレイするというわけでもなければ必要十分な値でしょう。
入力端子はHDMIが2つと、DPが1つで、USB 3.0のアップストリーム(パソコン側に接続)と2つのUSB 3.0ダウンストリーム(周辺機器に接続)が搭載されています。このうち一つはBCという高速充電テクノロジーをサポートしているようですが、最大で1.5Aの給電となっていて、現在としては相当しょぼいものとなっています。端子類は全体的に時代遅れって感じで、USB Type-Cを求めていたり高い給電性能を求めている場合はさらに新しいモニターを購入した方がよさそうですね。
そしてコントラスト比は究極に高いとも言えないですが、今使っている27インチモニターのコントラスト比が1300:1であることを考えると、そこそこ高い方だとわかりますね。 正直これ以上のコントラスト比はそこまで必要ないかと思います。 ちなみに私が今使っているiPhone 13 Proのコントラスト比は2,000,000:1となっていてレベルが違いますね…笑 こちらは有機ELディスプレイが採用されているのでやはり強いです。
この製品の仕様について紹介したところで、実際に使ってみたレビューを紹介していきたいと思います。
なんかこの手の製品のレビューと言ったらだいたい開封の儀から始まりますよね。確かに開封の儀をお届けすることでワクワク感を伝えることができるかと思うのですが、ちょっと開封の様子を撮影し忘れたということもあって、今回は省きたいと思います。32インチモニターということで外箱はそこそこ大きく、大人一人で持ち運べるか持ち運べないかくらいの大きさがありました。 中身は厳重に守られていて、ちょっとぶつかったくらいでは壊れないような梱包になっていました。
そして取り出しまして、スタンドとモニター本体を接合しまして、電源ケーブル、および映像入力ケーブルを取り付け、早速使ってみました。
32インチモニターということで本体はかなり大きいです。イメージとしては、横幅は成人男性の方から指の先くらいまでの長さとなっています。(身長170cm) そして前面から見ても余裕でわかるくらいには湾曲していました。上や横から見るとその湾曲具合は一目瞭然です。
モニターの上にライトのようなものが設置されていますがこちらは気にしないでください。上から見ると本当に湾曲しているのがわかりますね。湾曲モニターを使ったことのない私にとっては不安が募るばかりでした。
横から見ても曲がっているのがわかります。ちなみにデザインとしては、前面は主に黒系で統一されていてベゼルレス(ディスプレイの枠のような部分が非常に細い)デザインが採用されていて、背面は表とは反対に、白系で統一されています。スタンドはメタリックな配色です。
とても本体が重たくて、この細いスタンドで支えられるかどうか心配でしたが、思ったより丈夫で、余裕で支えてくれました。ぐらつきも少ないので、モニターアームなどを取り付けずに純正のスタンドのままでもだいぶ使い物になるかと思います。 ちなみにVESAマウントが搭載されていますのでモニターアームを取り付けることもできますが、だいぶ重たいのでご注意を。。
そして端子類についてですが、HDMIが2つもついていて、DPが一つついているので基本的に端子類で困ることはないかと思います。しいて言えば、最新のUSB Type-Cなどには対応していないので時代遅れ感は若干否めないですね。 まぁついこないだまでDVI-DとかD-Sub端子のモニターを使っていた身なので、このモニターに近未来感すら感じている管理人なんですけどね、、笑
そしてUSB端子も実際に使ってみました。パソコン側とUSB 3.0ケーブルでつなぎ、モニターについているType-A端子にサブキーボードやUSB給電式のライトなどを接続しましたが、しっかりと動作してくれています。特に遅延等も感じません。
元々仕様を調べたうえで購入したからってのもありますが、端子類に関しては特に文句はないですね。見た目も非常に好きです。
それではみなさんが一番気になっているであろう映像関係の評価をしていきます。
=解像度=
まず4Kという解像度についてですが、32インチという大きなサイズであっても、画素数が多すぎるので結果として画素密度は高めになっています。普通に150ppi(1インチに150ドット詰まっているということ)くらいはあるので、かなり画面に近づいてもドットが識別できるということはないです。一般的にこの値が100以上であればパソコン用としては十分であり、200以上であればタブレットとしては十分、300以上であればスマートフォンとしては十分といった感じでしょうか。
150ppiだとちょっと画素密度が高くて通常の設定だと文字などが小さく感じてしまう(一つ一つのドットが小さいため) ため、Windowsの設定で125%くらいにスケールアップするとちょうど良いです。スケールアップをすることで従来よりも多くのドットで文字を表現することができますので、より滑らかな文字を表現することができます。
今この記事をこのモニターで作成していますが、24インチフルHDのモニターなどに比べるとだいぶ文字が滑らかに見えますね。
=ディスプレイ方式=
そして続いてVA方式についてです。正直私は一番ここが気になっていました。今まで購入してきたモニターのほとんどはIPS液晶なので、いきなりVA方式にして違和感を感じないかどうか、また、視野角が狭くなっても問題ないのか、、、 など、いろいろ懸念点はありました。 正直な感想を言いますと、確かにIPS液晶に比べたら視野角は劣るけど、メインモニターである以上そこまで横から見たりはしないし、上からも下からもモニターをみることがないので、普通に作業している分には全く問題ないといった感じです。どころか、正面から見ているとIPS液晶よりもコントラスト比が優秀ということで、きれいに見えるまでありますね。
ただ、個人的にはIPS液晶の柔らかい雰囲気も好きなので、このVA液晶の鋭い白色感・黒色感はちょっと疲れると感じることもありますね。ただ、数日で完全に慣れました。
ちなみに視野角を検証するために27インチIPS液晶のモニターと比較してみましたのでご覧ください。
iPhone 13 Proで撮影したものになりますので色味などはかなりリアルに表現できているかと思いますが、そんな写真上でもあまり伝わってこないくらいには、そこまで致命的な問題を抱えていなさそうです。VA液晶を上から見たときに多少色が明るくなっていて色味が異なってしまっていますが、正直この角度からモニターを見ることはあまりないでしょう。IPS液晶なんかはほぼ真横から見ても色が変わったりしませんが、あれはやりすぎですね、、笑 冷静に考えてみると、真横からモニターを見ることなんてまずないんですよね。。。
ともあれ、私が一番気になっていたポイントが思ったより大丈夫だったということで、一安心です。コントラストが良いので、映画鑑賞とかだったらIPS液晶に勝るものがあるかもしれないですね。
ちなみに余談ですが、一応このモニターには「HDR」機能というものが搭載されているようで、HDR動画などを再生することができます。確かにコントラストをより高めることができるのですが、ちょっと不自然に映ってしまうというか、違和感を感じますね。また、目が疲れそうってのもありますし、電力消費量も激しいっていうのもあって、私は使わないです。 HDR対応は正直スマホだけで良いとか思っちゃってますね。笑
=湾曲=
VA方式であることもそうですが、湾曲仕様であることもなかなか不安を感じていましたね。別に好んで湾曲を選んだというわけでもないので、できるものなら普通に平面のモニターが良かったくらいです。
しかしながらこのモニターを使ってみてわかりましたが、32インチくらいの大型のモニターともなると、湾曲の方が便利だと感じました。別にそこまで極端に湾曲しているわけでもないので表示しているものが歪んで見えたりはしないですし、むしろ普通のモニターに比べて端っこの方まで同じ距離で見れるということで逆に正確に映像が見れるのではないかとも思います。とりあえず、湾曲であるデメリットは特に感じませんでした。
また、VA液晶ということもあって、湾曲じゃなかったら端っこの方の色味が少し変わってしまっていたのではないかと思うと、湾曲による恩恵はかなりあるのではないかと感じます。
モニターアームなどを駆使して左から27インチ4K、31.5インチ4K、24インチフルHDという3モニター環境を構築することができたわけですが、真ん中のメインモニターが湾曲していることで、このようにモニターを配置したときに美しく見えるっていうメリットもありますね。とりあえず湾曲していて良かったとすら思っています。
=リフレッシュレート・応答速度=
高リフレッシュレートやさらにさらに速い応答速度でゲームプレイがしたいという人には向いていないかもしれませんが、別にゲーム用に購入したわけでもないので、この二つに関しては特に不満はありません。
=サウンド=
一応このモニターにはステレオのスピーカーがついています。モニターについているスピーカーで優秀だったのものなんて今まで本当に見たことが無いですが、少なくともこのモニターのスピーカーは今まで使ったことのあるモニターの中で一番音質が良いと思いました。本体サイズが大きいだけあって低音とかもしっかり響くんですよね。ただ、音楽とかを真面目に聞きたい人は普通に外部スピーカーを購入した方が良さそうです。2000円も出せばこのモニターの内臓スピーカーよりも高音質なものが購入できるでしょう。
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そしてこのモニターにはヘッドホン及びスピーカーに出力するための3.5mmのイヤホンジャックがついていて、HDMIなどから入力された音声を取り出すことができます。私はこのジャックに外付けのスピーカーをつけて使っていますが、しっかりと動作していて特に不満はありません。
少なくとも私は本当に購入して良かったと思っているのですが、やはり用途によってはこのモニターが活躍できないことだってあるでしょう。ではどのような人におすすめのモニターなのでしょうか。
・120Hzの高リフレッシュレートでゲームをプレイしたい人
・4K出力に対応していないパソコン、および4K出力に対応しているが著しく映像処理性能が低いパソコン
・いろいろな角度からこのモニターを見る人
・モニターを置くスペースが狭い人
以上に該当している人にはあまりおすすめできませんが、基本的に大きくて高画質のモニターを購入したい人になら全員におすすめできるくらいのモニターです。映像処理能力についてですが、4K@60Hzともなるとやはり映像処理の負担が大きいですので、何かしら外付けのグラフィックボードを取り付けるか、少なくともだいたい2016年以降に発売されたパソコンなどに接続することをお勧めします。
ちなみに私は4K@60Hz x 2 + FHD@75Hz x 2(一つは液晶ペンタブレット用) + VGA x 1(サブタッチ対応モニター)という多画面環境を実現するためにIntel第11世代CPUの内臓グラフィックスに加えて、Nvidia GTX 1050という外付けグラフィックボードを採用しています。
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