自宅でインターネットを利用する際、光回線やCATVなどの固定回線を使うことが多いのではないでしょうか。しかし固定回線は、開通までに時間とコストが多めにかかるのが悩みどころです。
そこで選択肢となるのが、工事がなく最小限の時間でネット環境を構築できる「ホームルーター」です。賃貸物件やシェアハウス、短期間の利用など、エリアや建物の都合で固定回線を引きにくい場合におすすめです。
目次「home 5G」はNTTドコモが提供するホームルーターサービス。サービス名のとおり「5G」通信に対応しており、データ容量は使い放題です(直近3日間のデータ利用量が特に多い場合は通信が遅くなる場合があります)。
ドコモhome 5Gの専用ルーター「HR01」月額料金は4950円(税込、以下同)ですが、ドコモスマートフォンの対象プランを契約している場合、スマホ側の月額料金が最大1100円割り引きになります。
専用ルーターはシャープ製の「HR01」で、5G対応エリアでは下り最大4.2Gbps、4G(LTE)利用時には最大1.7Gbpsでのデータ受信が可能です。
なおルーターから各接続デバイス間のWi-Fi接続における最高速度は、1201Mbps(=1.201Gbps)まで。同時接続台数は、65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台)です。また本体のQRコードをスマホのカメラで読み込むだけで接続できる簡単接続機能も備えます。端末価格は3万9600円です。
docomo Online Shopで詳細をチェックauの「ホームルータープラン5G」も5G対応のサービスです。月額料金は5458円で、2年契約を適用した場合は5271円に。さらに「5Gルーター割」によって25カ月間は550円引きの4721円になります。
auホームルータープラン5G対応の「Speed Wi-Fi Home 5G L12」さらにauスマートフォンの対象プランを契約している場合は、「auスマートバリュー」割の対象になるため、最大1100円の割引が永年適用となります。
データ容量と通信速度はモードにより使い勝手が変わります。「スタンダードモード」(標準のモード)の場合、「WiMAX 2+」と同等のエリアにおいて、月間データ容量制限なしで通信可能。なお、一定期間内に大量のデータ通信を行った場合、混雑する時間帯で通信速度を制限する場合がある――とのことです。
【訂正:2月22日11時】初出時、速度制限の条件について誤りがありました。おわびして訂正いたしますもう1つの「プラスエリアモード」(無料)に切り替えると、auサービスと同等のエリアで通信が可能に。後者の場合に関しては、月間30GBまでの通信量上限が定められています。なお「エクストラオプション」を申し込むと、月間容量を超過したのち、2GBごと2750円で自動加算される仕組みになります。
主要な機種はNECプラットフォームズ製の「Speed Wi-Fi Home 5G L12」。仕様としては、Wi-Fi 6をサポートし、5Hz接続時には最大2.4Gbpsに、有線LAN接続時には最大1Gbpsの高速通信に対応。接続については、WPSに加え、スマホアプリ「NEC WiMAX +5G Tool」からQRコードを読み込む操作にも対応します。
価格は4万3200円ですが、36カ月間の割引を適用すると実質0円で利用可能です。
au Online Shopで詳細をチェック「SoftBank Air」はソフトバンクが提供するホームルーターサービス。基本料金は月額5368円です。こちらもソフトバンクなどの対象スマホプランを契約していると、スマホ側の通信料金が永年最大1100円オフになる「おうち割 光セット」が利用できます。
SoftBank Airの5G対応ルーター「Airターミナル5」SoftBank Airは4Gを利用して2014年にスタートしたサービス。この分野では先駆け的な存在であり、現在はもちろん5Gにも対応。対応機器の「Airターミナル5」は5G通信に加え、Wi-Fi 6にも対応した機種です。
ルーターの一括価格は7万1280円ですが、月々割を適用し、36カ月間利用することで実質0円の負担で利用できます。
ソフトバンクオンラインショップで詳細をチェックUQコミュニケーションズが提供する「WiMAX」の中でも、「WiMAX +5G」は5G通信もサポートした通信サービスです。ホームルーター向けプランとして「ギガ放題プラスホームルータープラン」を用意しています。
UQ WiMAX +5G対応の「Speed Wi-Fi Home 5G L12」月額料金は5005円ですが、「2年自動更新」および「期間条件」ありの場合には4818円に。さらに、「WiMAX +5Gはじめる割」によって25カ月間は550円引きになった4268円で利用できます。
通信サービスの内容については、auホームルーターのサービス内容と同じく、「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」に分かれていることに注目です。
UQ mobileの「自宅セット割 インターネットコース」、または「auスマートバリュー」の適用期間中は、プラスエリアモードのオプション利用料(1100円)は無料。プラスエリアモードで利用できる通信量についても、両サービスの適用がない場合には30GBではなく15GBまでになる点に注意が必要です。
対象機種は、auで展開されているものと同じ「Speed Wi-Fi Home 5G L12」が選択できます。機種代金は一括2万1780円。端末代を36回払いにすると月605円です。
UQ mobile オンラインショップで詳細をチェック