今回登場したTP-LINKのArcher C7に限らず、このクラスの無線LANルーターは、ひと口に言えば無難な製品が多い。
Archer C7 | AtermWG1800HP2 | WXR-1750DHP | |
実売価格 | 1万250円 | 1万200円 | 9900円 |
対応規格 | IEEE 802.11ac/n/a/b/g | IEEE 802.11ac/n/a/b/g | IEEE 802.11ac/n/a/b/g |
通信速度 | 1300+450 | 1300+450 | 1300+450 |
LAN | 1000Mbps×4 | 1000Mbps×4 | 1000Mbps×4 |
WAN | 1000Mbps×1 | 1000Mbps×1 | 1000Mbps×1 |
USB | USB 2.0×2 | USB 2.0×1 | USB 3.0×1 |
実売で1万円前後という価格帯を維持するには、ハイエンドモデルのようにとことんパフォーマンスを追求するわけにもいかず、かといって思い切った付加機能を搭載するわけにもいかない。
もちろん、実際に運用する上では、IEEE 802.11ac準拠で最大1300Mbpsという速度は十分なうえ、USBポートに接続したストレージのファイルを共有できれば、家庭内でのファイルのやり取りに困ることもない。
よって、「無線LANルーター買おうと思うんだけど」と相談されれば、個人的にはまず間違いなく、このクラスの製品を勧めるが、まあ、その、何というか……、はっきり言ってしまうと、レビューするにはネタも乏しく、面白みに欠ける。
今回のArcher C7は、「?」と思える部分もあり、購入後、運用する際は少し注意したい点もあるが、全体的にはよくまとまったコストパフォーマンスの高い製品と言っていいだろう。
TP-LINK「Archer C7」。IEEE 802.11ac準拠で最大1300Mbps対応の無線LANルーター