家電量販店の「ゲーミングPC」コーナーを覗いてみると、数万円台から高いもので30万円以上するものもあるなど、どれを買えばいいか迷ってしまう。「ゲームで不自由しない」かつ「仕事でも使える」PCを買うには、いったいいくらかかるのか? 老舗のPC専門店に直撃取材!
●教えてくれた人
TSUKUMO eX.赤塚裕介さん販売員3年目。PCゲーマー歴は14年目。自身も自作PCでFPS(ファーストパーソンシューター)ゲームを楽しんでおり、『VALORANT』では上位1%に位置する「イモータル」の称号を持つほどの腕前。
●TSUKUMO eX.とは?
秋葉原にあるPC専門店。2020年11月にオープン20周年を迎えた。自作PC初心者から上級者まで満足できる品揃えが特徴で、地下1階〜地上6階まで既製品やPCパーツがびっしりと並ぶ。
10万円以下のPCだと、グラフィックボード(グラボ)の性能が足りずゲームの起動がままならないことも。予算は12万円からが目安だが、より快適なプレーにはプラス3万〜4万円かけてもいい。
最近のゲーミングノートPCはハイスペックなグラボを採用し、モニターも高性能なものを使用しているモデルが増えてきた。が、同価格帯ならデスクトップPCのほうが高性能。持ち運ぶ可能性があるか、家族が使うかどうかなど総合的に判断しよう。
PCゲームをプレーするうえで最も重要なのが、描画機能を担うパーツであるグラボだ。これが低スペックなPCだと、動作がカクついてしまう。プレーしたいタイトルを店員に相談すれば、推奨スペックを満たすグラボを搭載したPCを教えてくれるだろう。
視点移動が激しいシューティング系のゲームを快適に遊ぶなら、リフレッシュレート(1秒間における画面の書き換え回数)が144Hz以上のディスプレイは必須。「キーボードやマウスよりモニターにお金をかけるべきです」
12万円程度のエントリーモデルに搭載されているグラフィックボード(以下グラボ)でも、ゲームは十分プレー可能だ。
しかし、プレーを続けて技術が上がってくると、どうしてもワンランク上の性能のPCが欲しくなるもの。
「途中でパーツをアップグレードすることもできますが、結果的に高くついてしまう。ある程度ゲームをやり込む予定なら、本体だけで15万〜16万円くらいのやや高性能なPCが視野に入ってくるでしょう」
11万4980円
デスクトップPC本体のみの価格。これにディスプレイやキーボードなどの周辺機器が必要なので、イチから新しく揃えるなら20万円程度が最低の予算となる。
CPU:RYZEN 5 3600 メモリー:16GB グラフィックカード:Geforce GTX 1650※ディスプレイ、キーボード、マウスは別売り
取材・文/桑元康平/すいのこ
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