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ビジネス環境の変化にヤマハはどう対応しているか?
年次イベント「Yamaha Network Innovation Forum 2022」レポート

ビジネス環境の変化にヤマハはどう対応しているか? 年次イベント「Yamaha Network Innovation Forum 2022」レポート

続いて、こうしたビジネス環境の変化へのヤマハの取り組みを岸氏は説明した。

半導体不足に対する取り組みとして、まず挙げられたのが「高リスク部品の排除」。供給が滞る可能性が比較的高い部品、例えば汎用性の低い特殊な部品や長期にわたって供給されている古い部品などを、設計段階で排除し、製品の供給リスクを可能な限り下げる対応を行っているという。

また、「半導体ベンダーとの連携強化」として、主要ベンダーとの連携をより強化して、部品供給の安定化を進めているとした。

ビジネス環境の変化にヤマハはどう対応しているか?
年次イベント「Yamaha Network Innovation Forum 2022」レポート

さらに生産体制においては、事業継続性を高めるため、生産向上の冗長化を進めていることにも触れた。

半導体不足に対する取り組み生産体制の見直し

中小企業のネットワークセキュリティについては、2021年3月にヤマハ初のUTM製品であるUTX200/100を発売しているが、ヤマハルータと連携できることや、専用サポート窓口によるサポートライセンスが付属することなどから、新たにUTM製品を導入する顧客に好評だと岸氏は語った。

オフィスのフリーアドレス化やトラフィック増加については、Wi-Fi 6対応アクセスポイントのWLX413を2021年3月に発売したことを紹介した。

さらに、4月にRTX1210の後継となるルータRTX1220や、シンプルL2スイッチ2110シリーズを、6月には10GbE/2.5GbEに対応したスタンダードL3スイッチSWS3220とインテリジェントL2スイッチSWX2320を発売したことも紹介した。

UTM製品のUTX200/100(2021年3月発売)Wi-Fi 6対応アクセスポイントのWLX413(2021年3月発売)ルータのRTX1220(2021年4月発売)シンプルL2スイッチ2110シリーズ(2021年4月発売)10GbE/2.5GbEに対応したスタンダードL3スイッチSWS3220とインテリジェントL2スイッチSWX23206月には(2021年6月発売)

この後、岸氏は、この先1年ほどの製品ロードマップを紹介した。これについてはすでに本誌で「ヤマハがネットワーク製品の最新ロードマップを公開」として記事になっているので、そちらを参照されたい。