PCメーカーやショップで「ゲーミングPC」として売られているPCは総じて高性能だ。CPUやGPUはミドルクラス以上のパーツが採用されているし、搭載メモリも8GBより低い製品はほぼない。それだけのスペックが必要なのは、多くのPCゲームを問題なく動かすために必要だからだ。
シングルで遊ぶのであれば、それほど高いスペックが必要ないこともある。しかし、対人戦のゲームとなると話が違ってくる。PC環境は人それぞれだが、多くの対人タイトルでは高性能なPCであるほど勝負を有利に運べるようになる。その代表的な要因の1つが「描画性能」だ。
ビデオカードはPCの中で最も高価なパーツの1つだが、これらの性能が高いものを選び、適切なディスプレイを併せて用いることで、ゲーム画面の視認性を上げて対戦に臨むことができる。この時留意しておくべき項目は「リフレッシュレート」と「フレームレート」だ。
リフレッシュレートはディスプレイ性能の1つであり、この数値が高いほど、1秒間に書き換え可能な描画の回数が多く、滑らかな表示が可能になる。
フレームレートは1秒間に描画されるフレーム数のこと。この数値を高めるのは多くの場合ビデオカードの性能だが、CPUの影響も大きい。いくらリフレッシュレートの高いディスプレイを使っていても、それに見合うだけのフレームレートを出すだけの性能がなければ意味がない。
また、PCのスペックが高いということは、PC 1つでできることが多いということでもある。わかりやすい例を挙げると、CPUやビデオカードが高性能であれば、ゲームをプレイしながら、高画質な配信も可能だ。
前編に続き、「レインボーシックスシージ」(以下R6S)で、プロゲーマーとして活動中のChloroForMさん、OdeNMisoさん、はつめさんに、高いリフレッシュレートが実現可能な環境でゲームをプレイすることのメリットについて語っていただいた。また、画像編集ソフトによる人物写真の驚くような修整も体験してもらっている。後者の講師役は、僚誌「DOS/V POWER REPORT」の表紙撮影などを担当いただいているカメラマンの若林直樹氏だ。