電気バスメーカーのProterraが、Tao Capital Partners、Kleiner Perkins、GM Venturesなど既存・新規の投資家から1億4000万ドルを調達した。
2004年に創業し、カリフォルニアのバーリンゲームに拠点を置くProterraは10分程度で充電が完了する高速充電の電池を用いる運送バスを製造している。9月には、新しいCatalyst E2 シリーズを使ったより効率的なバッテリーシステムを公開し、一回の充電で約560キロメートルを走れると約束している。
同社いわく、これまで既に米国の35の市町、大学、商用の輸送機関に対して300台以上を販売したとのこと。
今回の調達ラウンド以前に、Proterraは1億8000万ドルを調達している。今回のラウンドの内訳に関しては、4000万ドルを「非公開の投資家」から、6000万ドルを「数個の新規投資家」から、さらに以前の投資家から調達している。
新しく調達した資金は、製造を加速させるために用いられる予定だ。同社は米国内で「成長中の需要」に対応するために製造数を倍増することを検討しているという。
電気自動車(EV)とバッテリーは、輸送の分野全体において投資が盛んに行なわれている。サムスンのような大手企業も戦略的投資や買収を行っている。EVのさらなる前進を妨げる原因となっている点の一つがバッテリー技術で、充電時間の長さと短い走行距離がこれまで阻害要因となっていた。
だが、数々のスタートアップがイノベーションを続けているし、Proterraのような会社は充電時間の短縮と走行距離の増加という点で可能性の限界に挑戦しており、EVの魅力が今度高まることは間違いないだろう。
(本記事は抄訳です。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat【原文】
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